派遣とか何とか

tikani_nemuru_Mさん所のエントリ( http://d.hatena.ne.jp/tikani_nemuru_M/20090109/1231466513 )を読んでの雑感。

そもそもが派遣という制度を国が許容しちゃっとるところに悪がある。派遣という形態がなければ正社員として雇用されていたはずの人もいるわけで。
派遣の雇用側のメリットとしては(正社員よりは)気楽に首を切れるというのも一つある。その点では「好き好んで派遣になった人」が首切られて文句言ってるのはどうなのかねと思う。「それは派遣という職を選ぶときにメリットだけじゃなくってデメリットも見なきゃ不味かったんでないかね」と*1
ただ派遣という制度があるが故に、雇用側は固定費となる正社員を減らして、足りない分は変動費として派遣を雇うという構図もある。企業は3ヶ月の更新のときに更新拒否が出来る。またその際の保障の義務はない。このような不況状況下にある場合、そうなれば簡単なコスト削減としては派遣ギリ。で、保証が無いから路頭に迷う。

つまり派遣という仕組み自体が正社員の枠を少なくしている。正社員になりたかったのに派遣にしかなれなかったという不運もありえる。だとするとはっきりいって国の政策失敗が原因と思うのよね、この不運は。

だとすればこういった不運はどうにか救済されてしかるべき。甘い汁に誘われて罠にかかっちゃった人がいたとしても、そういう人としょうがなく派遣になった人の区別は出来ないわけで。それに「僕も君もみんな誰しも甘い汁に誘われて酷い状態に突き落とされるかも知れんし、まぁお互い様って事でみんな助け合おうや」ってのが社会保障であったり、そのための国だったりするんじゃないかと思うんだけど、そのあたりの学問には疎いので突っ込まれると謝るか逃げるかしか出来ませんので、最初に謝って逃げておきます。

ごめんよ。

*1:それと国として救ってやる必要がないかどうかは別問題。後述するけど救うべきだと思う。阿保は救わんでもよろしってなるとわたしは困る。阿保だから。