さまぁ〜ずの大竹を嫌いになった件について

ざぁ〜っくりどんな話を大竹がしていたのかを説明する。

・休日に風邪を引いた
・人間なんてものは休日に気が抜けて風邪引くんだから休日も病院はやっているべき
・コンビニのようにするべき
・某大病院に電話をしたらどのぐらい待つか不明といわれた
・どのぐらい待つかなど経験上言えるはずだ
・病院に行って待ったが結局専門の医者に診てもらえなかった

えーっとさ、まずは現状の医療リソースで365day/24hの診察可能か調べろや。無理なのよ、リソース的に。実現するとなれば多くのリソースが追加で必要になるわけで、それは保険から払われるのよ。コンビニみたいに診察して欲しいのならそのコストが多くかかるのは受容するのよね?
休日夜間てのは基本的に緊急性があるひとのためにある。だから救急車で重篤な人が担ぎこまれれば数時間は人手がとられる。幾ら経験があってもそういう患者が来るか来ないかなんて解るはずないでしょ。予知能力者じゃないんだから。
それにただの熱なら土日はゆっくり寝てなさいよ。緊急性ないでしょ。月曜日になってから行けばいいじゃない。仕事があっていけないってのは自分自身の都合でしょ。もしも自分の都合で土日に行きたいという自分勝手な理論がまかり通るなら、土日は休みたいから一切診察しないって医師が言ってもまかり通さなきゃダブスタだぜ。
なんにせよ休日の貴重な緊急性のある患者のために確保してある医療リソースを、緊急性のない症状のために食いつぶしたのは事実。面白いネタでもなんでもなく、現状の医療のことを少しでも調べたことのある人にとっては不快でしかない「他人に迷惑をかけた話」だぜ。

身近にあった不満をネタにするのはフリートークとして常道だよ。でもそれでも自分の主張が問題ないか下調べしろよ。わざと理不尽な要求をして「なに言ってんだ」という笑いを取る事だってあるだろうさ。でもそうであるならば、今のマスコミと医療業界の関係を鑑みるに素材として誤選択であったと言わざる得ない。

大竹さん。あんたの要求を実現できるほど今の医療体制は体力がないのだよ。そしてそれはあんたが怒りをぶつけた*1相手である病院や医師が原因じゃない。政策なのよ、国の。

ほんと、勘弁してよ。

*1:ように話していた。実際に怒っていない可能性も承知してますよ。