tittonさんとのディスカッションのまとめ
これまで何度かのエントリを書き、またそのコメント内においてtittonさんとディスカッションをさせていただいた。
関連エントリ
- [難癖]ネタなのか、意見なのか。 http://d.hatena.ne.jp/genb/20090122/1232576082
- 『「水からの伝言」は科学を自称していないから疑似科学ではない?』におけるtitton さん意見のまとめと質問。 http://d.hatena.ne.jp/genb/20090125/1232871626
- id:titton さんに返事をいただいた http://d.hatena.ne.jp/genb/20090127/1233053809
- なんでこだわってるのか? http://d.hatena.ne.jp/genb/20090127/1233053808
- 水伝批判批判へのレス http://d.hatena.ne.jp/genb/20090130/1233301899
- tittonさんの議論手法に関して http://d.hatena.ne.jp/genb/20090130/1233301900
結論としては…
そもそも議論が成立する相手ではなかったという事。それはtittonさんのこの一言で判明した。
引用*1:
科学の世界での「科学的に正しい」という意味と、科学の外の世界での「科学的に正しい」という意味を同じだという前提に立つことが科学のルールを科学の外の世界に押しつけていることになるわけだよ。「キリスト教的に正しい」ということを「科学的に正しい」と表現しても何の問題もない。「科学的に正しい」という言葉が意味する内容は、自由に定義して使ってよい。「科学的に正しい」とはどういうことかを厳密に定義し、その一つの意味以外での使用を禁止しているのは科学のローカルルールに過ぎない。
えぇ!っとコレだけでも驚くのだが、
引用*2:
科学の世界では科学の世界での定義の基づいて「科学」という言葉を使うべきだし、そこから外れた意味で使えば「誤解を招く表現」として訂正されるだろう。
しかしそれは科学の世界のルールなのだから、科学の世界だけで成り立つルールであり、科学の外の世界にそれを強制する道理がない。たとえば極端な話、科学の外の世界では妖術を物理学と呼んだっていいわけだよ。ヒンズー教を「力学」と呼んだっていい。そういうものなわけ。
まぁ確かに言うのは自由だけどさ、でも「大学で物理を学びました」って面接で言って、実際は妖術だったりしたらそれは普通ウソツキって言うのよ。本気だったらただの可愛そうな人なんだけどさ。確かに科学者や科学を学んだ人の使う「科学」と言う言葉は辞書に載っているのよりもさらに厳密かもしれない。しかし、だ。辞書的な意味合いとしたってそれは違うよね。物理と妖術は違うよ。
一般的な用語をそういうふうに捻じ曲げてる人と話すためには、一から十まで確認が必要になる。
「今の“科学”って言葉は辞書的な意味?」
「“辞書と同じだよ”って言ったけど、その辞書は(辞書を手に持って)これの事だよね」
「“同じ”ってのはこの辞書に載っている意味での同じだよね」
「“同じ”の説明に載っているこの言葉なんだけど……」
もうエンドレス。
これじゃ議論が成り立たない。あぁ〜ぁ。
追記 2009/02/05 00:15
tittonさんはこう宣言しました。
引用:
一方「科学的に正しい」という言葉は、あなたや水伝批判者と俺とは異なる意味で用いている。
引用:
> 相手にとっては無限の解釈が可能となり、それすなわち”無意味”となります
そうはならない。たとえば俺の一連の主張の中では一貫した意味で用いなければならない。
つまり水伝に対して「科学的に正しいという主張は間違っている」という主張においてニセ科学批判者とtittonさんでは意味が違っているという事です。
……え?じゃぁ誰の主張をtittonさんは批判していたの?